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五柳園レジャー農場
森林
05-2719500

スポットのご紹介

阿里山のふもとに描いた夢  オーナーの蔡福源さんは陶淵明を見習う

敷地面積3000坪の五柳園レジャー農場は嘉義市盧厝里に位置し、蘭潭特定風景区と仁義潭水ダム、嘉義公園に隣接しています。東側は嘉義県番路郷と隣り合い、山に寄り添う水辺の地形は阿里山への入口でもあります。農場のオーナー蔡福源さんは当初友だちとおしゃべりをしていた時の一言によって、陶淵明を見習い現代的な田園を創り出そうと決心しました。土地の購入、計画、建設から申請まで完成するのに10年近い年月がかかりました。去年嘉義市初のレジャー農場となり、やっと夢がかなったと言えます。

56才の蔡福源さんは以前建築設計に従事していました。仕事上での縁により若い時から園芸、奇岩、木材にとても興味がありました。暇な時にはいつもそこかしこで石や古木と老木を収集し、これらの集めた品で田園へと回帰した農場と民宿を開くことのできる日を願っていました。のちに郊外にこの敷地面積約1ヘクタールのパイナップル畑を購入しました。デザインと計画は人の手を借りていません。農場内には樹齢百年の老木、1000年のヒノキ、馬歯石を切り出して積重ねた生態池などがあります。園内に入るとフィトンチッドの息吹が感じられ、森林浴を楽しむことができます。

嘉義の裏庭の花園を創り出す  渓流の生態池は眼を奪う美しさ

五柳園レジャー農場は台湾初のフィトンチッドを主軸とした農場です。また原木からアロマオイルを抽出し、手作り石けんとその他の周辺製品の製作をテーマとしています。自然の景観と生態の復活と育成が完璧に結びつくよう期待していることから、園内は自然工法で造営されています。建築にもヒノキなどの建材を多用して装飾され、自然の循環システムのモデルを遵守することで、農場に完璧な生態チェーンを形成しています。

園内の呼吸する生態池は馬歯石を切り出し積み上げて創り上げています。水が流れ、中にはオイカワ、タイワンアカハラ、カニ、エビなどの皮の生き物が育っています。それからアオガエル、アマガエル、トンボ、チョウチョなども棲息し、池は台湾の渓流の生態の縮図のようです。

園内の生態は大自然の田園であることを強調しています。入園者に当時の五柳先生(陶淵明)の心境を体感してもらえるよう、園内に進むと台湾針葉五木(肖楠木、タイワンヒノキ、タイワンスギ、ベニヒノキ、ランダイスギ)のほか、シナモン、牛樟芝、ゲッキツ、リュウガン、ライチ、レンブ、ブーゲンビリアなどの木の種類が植えられています。数多くの樹齢100年を超える木が開花し実を結ぶ、非常に貴重な場所となっています。