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スポットのご紹介

糖鉄列車に乗って牛乳の故郷へ向かう軽旅行  心地よい田園風景を楽しむ

「ガタゴト、列車はどこに向かうのでしょうか。さあ、牛を見に行こう。」台南新営砂糖工場八翁線は台湾に現存する糖鉄五分車運営路線の中で最長の1本であり、全長5.6キロメートル、40分の道程です。糖鉄鉄道が大量に取り払われてしまった現在、糖鉄を復興させて運行している路線があるのは簡単なことではありません。この路線は新営駅から中興駅を経由し、終点は柳営酪農専用エリアの八老爺駅、つまり「乳牛的家」レジャー農場なのです。

農場のオーナーで62歳になる蔡永清さんは地元出身です。記憶に残るこどもの頃から養牛の手伝いをしてきました。当時養牛は現在のように機械化されておらず、非常に労働力と人手のかかる作業でした。家族はみな蔡永清さんが別の土地で努力し、別の道を探し出すよう願っていました。そこで弟子から始め、師匠の元をはなれてからも十数年室内装飾の工程に携わり、年を取ってから時々故郷に戻ってきました。多くの牛舎が経営をやめ、牧草や畑も栽培をやめているのを見ると非常に感慨深く、家族のメンバーとの話し合いの後、観光と酪農産業のマネージメントを結び付け、2003年に乳牛レジャーパークへと転向しました。

かつての酪農の風景を取り戻す 蔡永清さんは17年間レジャー農業のみに専念

1980年代から1990年代は柳営八翁酪農専用エリアの全盛期でした。蔡永清さんは笑いながら「道を歩けば牛にぶつかりました」と話してくれました。しかし産業の転身と年配の農家の退職により、今はもうかつての景況はありません。しかし現在も約1万頭前後が飼育されています。この頭数は台湾の5分の1を占め、柳営区の人口のほぼ半分を占めています。蔡永清さんはもとの営長牧場をレジャー農場に転向し、かわいい動物エリア、伝統的な子どもの遊びエリア、昆虫生体館、屋外教室エリアを設置し、懐かしの駄菓子屋も再現しました。このほか多くの様々な牛乳と周辺製品の販売定時スペースも設けられています。

蔡永清さんは最初に農場の基礎となる施設をつくる際、こんな場所のどこに訪れたいと思う人がいるのかと、多くの酪農家からばかばかしいと笑われました。しかし蔡永清さんはつらい仕事に没頭し、少しずつ心の中に描いた理想の農園を創り出しました。ちょうど糖鉄観光五分車の運行の復旧に間に合い、八翁線の終点が農場の隣に設置されました。このチャンスを逃さず、原木でレトロな駅とプラットフォームを作り出したのです。下車後に駅を出るとすぐ農場が待っていることから、乳牛的家も知名度が上がり始めました。
配合台糖五分車復駛,打造木製車站,是園區地標。
新營糖廠八翁線是現有五分車營運路線最長的。