高雄人の裏庭にある花園 　　ここのヒツジたちは6つ星クラスのホテルに住む

台湾の1970年代、80年代生まれの人なら、大部分がヒツジのミルクに深い印象があるはずです。当時多くの保護者が「嘉南羊乳」を注文していたからです。オリジナルフレーバーのほかにもイチゴ、フルーツ、チョコレートなど様々なフレーバーがあります。配達員が早朝苦労をものともせず家まで配達していました。多くの人が子どもの頃に朝起きてまずすること、それは期待で胸を膨らませて今日のヒツジのミルクは何味なのかを確かめるために、家のドアの前にある郵便受けを開くことだったはずです。嘉南羊乳はヒツジの飼育業のリソースを統合し、共同で購買し、統一して社員が生産されたヒツジのミルクを販売運搬していました。現在なおも台湾最大のヒツジのミルクの購買兼加工工場であり、各地に総代理店があります。

高雄市大樹区に位置する華一レジャー農場の責任者である林栄峰さんは42年前にヒツジの養殖から起業し、後に嘉南羊乳の高雄市・高雄県エリアの総代理店となりました。この産業が消費者により身近なものとなり、ヒツジのミルクの生産過程などを理解してもらうため7年の歳月を費やし、2014年ついにレジャー農場を設立しました。嘉南羊乳で唯一対外的に観光へと開放されている模範牧場でもあります。ヒツジたちは6つ星ホテルレベルの畜舎で生活しています。園内の敷地面積は7700坪、林の木陰が広がる高雄市の裏庭の花園と呼ばれています。

ヒツジたちの住む家は6つ星ホテル　　緑あふれる大自然にいるかのよう

華一レジャー農場に足を踏み入れると、まるで森林牧場を訪れたかのようです。建築当初、農場は生態牧場を牧場の位置づけとしていました。ここを訪れる観光客であれ、飼育されているヒツジであれ、大自然の中でのんびり生活しているかのようです。冬に紅葉する落羽松、ナンヨウスギ、ソウシジュ、インド紫檀、七里香、プルメリアなど50種近い大量の木々や草花が栽培されています。庭園の造型の生態池もあり、夏の炎天下にも涼しく快適に過ごせます。

ヒツジたちと身近で触れ合えるエリアは2個所あります。どう見ても豪華な天井の高い別荘のような6つ星レベルの畜舎は、決まった場所で定時に参観へと開放されています。入場前には消毒できます。ガイドスタッフが搾乳用のヒツジの品種を説明してくれます。また搾りたてのミルクを飲むチャンスもあります。野外の放牧エリアには固定での交代制でヒツジたちが放され、遊びに来た人々は相互コミュニケーションを楽しむことができます。入場チケットを提示すれば牧草1本と交換でき、子羊たちに餌を与える面白さを体験できます。農場をケチだと思わないでください。観光客からもらう牧草はおやつであり、食べすぎると太ってしまうからです！