map
花蓮富里郷農業組合
03-8821705

スポットのご紹介

優れた土と水、栽培  舌を満足させる富麗米

全長140キロ近い花蓮の中、富里郷は最も南端に位置する町村であり、花蓮屈指の米の産地でもあります。県道台九線脇にある富里郷農業組合は、人目を引く特殊な高い屋根の建物です。傍らにはワラで作られたインストレーションアートが置かれ、雨風にさらされて数か月過ぎてはいますが、観光客が惹きつけられ足を止めています。展示販売センターは各地からやってきた観光客であふれています。有名な富麗好米を購入するほか、忘れてはならないのは米の加工品です。近日リフォームが完了したドリンク&スイーツエリアも、アフタヌーンティーを楽しみ、休憩する際の選択肢となっています。

富里では日本統治時代、すでに稲の栽培が始まっていました。花東縦谷にある富里地区は比較的狭く、東側には海岸山脈で最も高い新港山が、西側には玉山山脈がそびえています。富里の日照時間は比較的短く、学者によるとこれも富里米の品質が優れている原因であると考えられています。このほかこの地方の稲田の多くは秀姑巒溪の東側にある海岸山脈のふもとにあり、ここの土壌であるバーティソルは稲の栽培に適していることが研究により指摘されています。土壌は粘質に近く、加えて麦飯石層の水質により灌漑されることで優れた米が育まれています。中央山脈に近い土壌は多くが砂質性で、土壌の違いが非常に大きく栽培される米の品質も異なります。

優れた美人、おいしさのクイーン  口当たりもお好きなものを選べます

40年近く、富里のもっとも推奨されていた米は高雄139号であり、台湾市場で最も古くからある白米の品種系統でした。台湾東部のみで栽培され、日本に輸出されて好評を博していました。米の腹部分は白がちで外観的にはすぐれませんが、口当たりが素晴らしいことから“醜美人”と呼ばれていました。

2年前、日本から比較的新しいコシヒカリの少数で知られる品種に属すミルククイーンが技術移転されました。日本の米のコンテストでは、しばしば奇妙な品種が出現します。一位を勝ちとった米はさらに最適化が行われ、ミルククイーンもそんな品種の内の1つなのです。外観は乳白色で牛乳にいていることからその名が付きました。農家が1年に2回米を収穫した後の休耕期間、時間的な余裕を十分とり大豆を栽培して土地の力を回復させるため、栽培期間の比較的短いミルククイーンが導入されました。しかし新しい稲の種類は馴化の不確定性に見舞われ、富里郷農業組合でも特に価格保証の購入費用を向上させました。市場の消費者側からの新たなコメに対する受け入れ具合は非常に高く、収穫後2か月で販売完了してしまいました。馴化が順調にいけば、栽培面積をより広い面積に拡大できるようになる予定です。

このほか台湾コシヒカリとも呼ばれる台農77号と、台湾で最も初期から栽培されている益全香米のどれもが富里米の主力となっています。改良場で育成された高雄147香米も成功した新品種です。富里は全郷に2000ヘクタールの稲田があり、うち台湾初のオーガニック村である羅山でも主に米を生産しています。食の安全問題が日増しに重視されるようになり、富里郷農業組合では700ヘクタール以上の田んぼと契約による作付けを行っています。すでに500トンのオーガニックによる田んぼがあり、優れた品質に加えオーガニック栽培であることから、大幅に農業組合のブランド“富麗米”のイメージをアップさせています。
富里鄉農會大受好評的稻草藝術節活動。
展售中心內販售各種農會品牌產品。