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新北市農業組合文山農場
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スポットのご紹介

新北市農業組合文山農場
新店市烏来区の風景線で角を曲がれば、新北市農業組合文山農場に到着します。日本統治時代に設立された茶業指導所で、茶の品種の育苗と製茶技術を指導する重要な拠点であり、当時は主に包種茶を扱っていました。現在文山農場は変わらず台湾の茶文化を伝承する場であり続けています。
敷地面積約21ヘクタールの文山農場の歴史は古く、周辺の家々もすでに世代を超えたお隣さんとなっています。一部の年配者は初期に農場で仕事をしていたことがあります。農場の昔について語ると、農業組合の従業員よりもよく知っているのです。隣家で冠婚葬祭があると農業組合の従業員も参加します。これが伝統的な茶の郷の地元の人情味なのです。
かつて文山農場は多元的に運営され、養豚にも従事していました。1980年代、翡翠ダムに位置する水源保護区を考察してから、養豚は行われなくなりました。また政府のレジャー農業発展に協力し、経営方針をレジャーと台湾の茶葉の普及を主軸とするよう転向しました。2017年には新北市初の農場登録証を取得しています。

茶摘みと聞き茶 様々な品種を園内で見て回る
現代人はハンドシェイクドリンクは良く知っていますが、茶葉の産地と製造工程についてはあまり知りません。文山農場はレジャー農場へと転向後、積極的に茶文化を推進し、製茶工場では文山包種者の製造方法を伝承しています。観光客は斗笠をかぶり、籠を担いで自ら茶摘みと製茶を体験できます。茶園に親しむのはとても簡単なのです。
製茶のガイドを通して、包種茶の製造手順を理解できます。一心二葉(枝先からの柔らかい2枚の葉までを収穫すること)の収穫から始まり、日光に当てたり熱風で茶葉の「萎凋(熱で茶葉の水分を蒸発させ、酸化による化学変化を促すこと)」作用を促します。さらに静かに放置し攪拌して室内での萎凋を促し、続いて殺青(釜炒り)、揉捻(お茶を揉む)、玉解き(きつく締めた茶葉の塊をほぐす)、乾燥、焙煎で最後に布のボール型の包種茶として揉捻が行われます。
茶文化体験では茶の淹れ方講座、お茶を味わうことが含まれ、いかにして優れたお茶を淹れるかを学ぶことができます。手を動かすのが好きな子どもたちは茶のゼリーや茶の香りのする発糕(中華風蒸しケーキ)などを体験でき、楽しく遊べて美味しく食べることができます。
茶の木の品種パークは文山農場の特色の一つです。台湾各地及び日本、中国からやってきた61種類に達する茶の木の品種が栽培されています。どの木にも解説プレートが設置されています。茶の木には、実は葉の大小から色まではっきりとした区別があることをじっくりと観察できます。一緒に集められているからこそ、その違いを比較できるのです。
文山農場為百年茶鄉。
文山農場為有機茶園。