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緑竹園山薯農場
野菜
02-24558518

スポットのご紹介

ヤマイモを掘り大根を抜く 農業の楽しさを体験する
緑竹園山薯農場は環山竹林の中に位置しています。敷地面積は1ヘクタール、農場のオーナー陳俊龍さんとその家族は田園で野菜を栽培し、自給自足の農業生活を送っています。陳俊龍さんは、先祖は清王朝時代にここに来て定住したと話してくれました。農場の周辺はすべて親戚で、家族もみな辦桌(台湾の冠婚葬祭における、屋外で行う宴会方式)で厨房の仕事をした経験があります。陳俊龍さん自身が学校で学んだのは工業科ですが、アルバイトにより飲食に対する興味が生まれ、兵役終了後に北海岸でモバイルコーヒーカーでのコーヒーショップを開きました。コーヒーカーを営みながら、将来について考えていたのです。

2003年に陳俊龍さんは故郷に戻り家族と竹緑農場を運営するようになりました。竹とクスノキを利用して建てられたレストランです。登山客からの要望により、最初は土鶏城(景色の良い場所で自分の家を整理して経営する小さな店)スタイルをとり、山菜と山の幸に加えてカラオケとコーヒーを提供していました。近年ではレジャーのニーズに対応して、農場は観光農場へと転向し、2018年に緑竹園へと改名しました。主に緑竹とヤマイモを栽培しています。様々な面白い農業体験を提供しているほか、家族で栽培している野菜はすべて売りに出すよう努力しています。また農場で製品を購入するだけで、手作り体験を楽しめることを強調しています。

基隆産のヤマイモはしっとりとした口当たり
緑竹園山薯農場の主な作物の1つはヤマイモであり、合計6つの品種が栽培されています。ヤマイモは土地の力を消耗するため、農場では二分地(約0.3㎡の土地)で毎年交代で栽培しています。

最も特別なのヤマイモは基隆に属すヤマイモで、別名を野生山薬と呼ばれる基隆の原生種です。地元である基隆は雨が多く気温が低くいことから、基隆山薬はゆっくりと生長し、1年僅か30センチしか伸びません。2年たってはじめて収穫できます。口当たりはどっしり且つしっとりとしており、ある人はチーズケーキを食べているようだと形容しています。価格は一般的なヤマイモの2倍となります。陳俊龍さんは基隆山薬は基隆の土地で栽培する必要があり、品質も初めて優れたものとなります。ほかの土地ではこんなにおいしくは育ちません、と述べています。

もう1種類の刺薯山薬は反対に1年で260センチも伸びます。成長速度が速いことから、農地には十分な深さが必要であり、これもあまり栽培されていません。ヤマイモが地底に突き刺さるのを防止するために、プラスチック製のパイプを使用して横に栽培する必要があり、収穫しにくい作物となっています。掘り出す時には2~3人がかりで一緒に掘り出すことで、折れたり切れたりを防止できます。一般的によく見られる白雪玉山薬は緑竹園でも栽培されています。成長が早く大きく、もっとも経済効果に見合った品種です。このほかには血薯、田薯と紫薯なども栽培されています。
綠竹園山薯農場入口。
綠竹園展示的獎項。