小動物を熱愛する初心から　　山林にある感動の世界を創り出す

車で今夜星辰レジャー農場の入口にやってきたら、正面に高くそびえるくるみ割り人形の兵士たちを見ることができます。彼らは山の坂道の両側に佇み、小動物を保護する使命を宣言し、昼夜であっても夜間であっても決して怠ることはありません。しばらく進むと数頭のアルパカが出現して、回りを囲んで愛嬌をふりまいたり、挨拶してきます。振り返れば時々孔雀が美しい羽根を開く風景に出会えます。園内にはテンジクネズミが群れを成してあなたに点呼されるのを待っています。ここは動物たちのケアで有名な農場だったのです。

農場のオーナー施聯邦さんがこの土地を開墾してすでに10年が経ちます。当初は農地を買っただけで、暇な時間を見つけては木を植え花を育てていました。すると山林からやって来たリスが果物農家の果実を良く盗み食いするため、しばしば水死させられる運命にあることを知ったのです。そこで施聯邦さんはリスを救うための運動を発起し、農地を小動物を収容し養う棲息の場所として計画しました。意外にも家の庭は村で小動物を観察できる場所となり、毎回子どもたちが動物と喜び遊ぶ声をきこことができることから、動物専用のファンタスティックな天地を創り出そうと決心したのです。


ライチの木と果実で一杯の山林　　エコロジーな景観を目にする

農場内には多くの20年以上の年を経た黒葉ライチの木が植わっています。夏の盛りになると枝には果実がたわわに実ります。施聯邦さんは天然の生態と景観を保存し、動物たちの安全をケアするため、故意に農薬を使用していません。果実をナチュラルに生長させ、実がなるのを待ってから、その場で採ってその場で食べることができます。同時に農村の美しさも体験できます。「農場が永続的に運営できるよう、次の世代に優れた環境を残したいと思っています。」

理想を抱く施聯邦さんは、通常可愛らしい小動物の世話をするほか、農場内の黒葉ライチの木にも深く強い気持ちを抱いています。観光に来た人々に自らの理念を深く根付かせるために、いつもマイクロフォンを携帯しながらガイドしています。どのように大地を大切にするのか、収穫を無駄にしないこと、フレッシュなフルーツに含まれる栄養分の優れた点について紹介しています。

ライチの旬の売れ止まりの時期に遭遇すると、施聯邦さんは率先して地元の生産マーケティング班の農家と提携して無料でブースを設置してライチを販売しています。ついでに農家の困難を解決する手助けをしており、のちに地元政府も積極的に指導を行ったことでレジャーの農場の範例の1つになりました。