標識に従い下部に向かいゆっくり歩き、さらに大小の曲がりくねった道を進むとついに東林レジャー農園に到着します。小さな山谷に位置することから、静かで田舎の原風景が保たれています。一つのフィールドで2種類の奥の深い体験ができることから、待合室の壁には何匹もの可愛らしい蜜蜂のイラストが描かれ、塵取りで作ったイチゴの装飾が飾られています。東林レジャー農園ではイチゴを栽培し40年近い経験があり、それぞれ「オーガニック認証」と「生産履歴」の2つのエリアに分かれています。養蜂もすでに20年を超え、ハチミツにも毒性フリーと抗生物質フリーの検査をしています。また農業組合の製品が販売されており、「自分たちが安心して飲み食いできるものをはじめて消費者の皆様にお届けしています。」
白石湖社区は台北で初の公式な認証を受けたレジャー農業エリアです。農家では環境教育、食農教育などすべての面で使命を負っていることから学生グループによる訪問が非常に多く、東林レジャー農場では特に「食物の大切さ」と「農作業の面白さ」を強調しています。優れた生態環境から、ハクビシン、ヤマムスメ、白頭翁、ゴシキチョウ、ルリチョウ、リスなどの招いていないお客さんもたくさんやってきて、随時出会える可能性があります。

予約して理解するイチゴと蜜蜂　蜂の巣のガムに驚く
市街地から東林レジャー農場へはアクセスが非常によく、MRT内湖駅付近から小2番バスに乗車すれば到着します。地の利から、またイチゴ狩りと蜜蜂の生態を同時に理解できることから団体客が多く訪れ、ガイドを予約することもできます。農業体験については冬はイチゴ狩り、夏は旬の野菜や果物狩りと野菜の植え付けなどが楽しめます。このほかにも蜂の生態、ハチミツの識別方法、スズメバチへの理解、それから蜜蝋を使っての防虫クリームを作るなどのイベントもとても人気があります。
中でももっとも驚きに満ちているのが「台湾のガム」と呼ばれる天然の蜂の巣です。蜂の巣の小さな塊を直接口に入れてかみしめれば、濃厚なハチミツがあふれ出します。噛めば噛むほど歯応えのある、まるでガムのような弾力があり、ハチミツの風味が口の中に残ります。最後まで噛んだ残りも蜂の巣の欠片であり、主成分は蜜蝋のため食べてしまっても、吐き出しても問題ありません。とても珍しい体験を楽しめます。