果物酢とドライフルーツ「3つの“なし”」で100%ナチュラル　　5つ星ホテル厳選のウェルカムギフト

阿蘭城地区は大礁渓湧泉帯に位置しています。天然の泉が湧きだす肥沃な土壌は果物の生長に最良の環境です。果物の栽培面積は広く、紅心グアバ、キンカン、マルベリー、レンブ、ローゼル、高接梨、甘柿など10種類以上のフルーツが栽培される有名な「フルーツの郷」です。阿蘭城手工坊では自家栽培の果樹園だけでなく、農家と契約し手作りでドライフルーツ、果物酢を製造しています。さらには5つ星ホテルの礁渓老爺(Hotel Royal Chiaohsi)に採用され、ホテルのウェルカムギフトにもなっています。体を労わるドライフルーツや米菓子も、有名な金融会社の若者の意にかない、妻の実家に帰る際の来賓用の手土産となりました。

手作りでドライフルーツや果物酢を製造している理由は、農家を助け果物の生産過剰の問題を解決し、地方の婦人たちの再就職の指導のためでもあります。小さな場所の人はみな懐かしい手作りの製法で、本物のしっかりとした素材を使い、まったく手を抜きません。さらにオーナーの鄭秀玉さんは色素、香料、防腐剤なしの“3つのなし”にこだわっています。このためドライフルーツ、果物酢、フルーツのアイスキャンディーは広くその名を知られるようになったのです。

「吃米香嫁好尪」の物語を聞き　　紅心グアバの高圧栽培を体験する

先人である黄阿蘭氏が200年以上前に行った開墾と土地を人々に分け与えた物語りを記念し、このエリアは「阿蘭城」と命名されました。観光客はコミュニティーの歴史ガイドに参加し、湧泉の形成、優れた水質と土壌がどのように果樹の生長に影響を与えるのかを理解できます。このほかDIYで果物酢と養生米菓子を手作りし、「吃米香嫁好尪(結婚式の引き出物用の米菓子)」の物語を聞くこともできます。

また紅心グアバの高圧栽培も体験できます。果樹園では横方向に伸びた果樹の枝を見つけることができます。約5センチメートルの範囲を選び取り、輪状に皮をはぐ方式で枝の表皮をはぎ取ってから湿った水草をかぶせ、さらにその上からビニール袋をかぶせて保湿します。その後成長の生命力により新芽が芽吹き、生存率は95%に達します。