安心して裸足で田畑を歩く　　フレンドリーな農業で素晴らしい子ども時代を取り戻す
桃園県亀山が与えるイメージの大半は、規則性がなく雑多な工場かプレハブでしょう。しかしゆっくりと小型化された工場をゆっくりと迂回しながら、中坑街の「楓樹坑」へと進むと突然視野が開けます。畑や老木、田舎の小路はまるで1970年代がそこに封印されたかのようです。ここは40年以上前に保護区に指定されており、家屋は修繕のみで開発することはできません。一部の渓流も渓流を封鎖し魚の保護と保育が行われています。「好楓戸農家」は静かな山谷の片隅にあり、100年に渡り稲作を行っています。汚染されていない環境であることから、よく田畑にはすっぽん、陸ガニとドジョウの姿を見ることができ、またシロハラクイナ、バン、タマシギ、コサギ、アマサギなどの鳥類の痕跡が残されています。
空には時々カンムリワシが旋廻し、飛行の妙技を展開しています。カンムリワシの食べ物は田畑に住む蛇やネズミ、カエルや昆虫です。春になると100羽のメジロが裏山の桜の林でピイピイおしゃべりしています。チャメオオコノハズク、センザンコウなどの保護動物も訪れます。冬になるとグリーン肥料を施した畑は一面の花の海となります。ペルシャ菊、ヒマワリがその美しさを競い、亀山で最も有名な花を鑑賞するための観光スポットとなっています。

家族全員が四健会のメンバー　 観光客と田植え、福壽螺を拾いを楽しむ
「好楓戸農家」オーナーの黄栄昌さん、蔡金花さん夫婦は四健会に参加した際に知り合い恋愛結婚しました。娘の暁君さん、昭儀さんもメンバーであり、皆指導員を担当しています。農村の青年によるエコロジーな環境改善を助け、食農教育の推進を行っています。また自らの田畑で農作業体験も開催しています。観光客向けの田植え、水田の巡回、福壽螺(スクミリンゴガイ)拾い、収穫、脱穀などの体験も行っており、白米、玄米とライスパウダーも購入できます。
収穫後のワラを使用してもみ殻の抱き枕、筋肉を和らげるワラ製のマッサージ棒、ワラ製のメモ帳などの生活用品を作製できます。このほか農村のガイドでは楓樹坑の文学史の紹介、生態の多様性、様々な山野の知識などの解説も行っています。