美しい水草の聖地　　400種類のコレクションは「台湾No.1」

員山郷には豊かな自然と水源があり、大小の湖ときれいな天然の泉が湧き出ていることから、「水の故郷」とも呼ばれています。面積が5ヘクタールの広さに達する勝洋レジャー農場は泉の湧き出す場所にあります。ここでは400種類の水草があり、うち120種類は台湾でも珍しい固有種で、水草ファンなら絶対に訪れるべき場所なのです。このほか水上レストランの裏手には台湾北部で唯一のレンカクの生息地があります。幻想的に変化する雲の影が金色の夕日に照らされ、最も美しい日常となるのです。

勝洋レジャー農場は養殖エリア、釣りエリア、渡り鳥エリア、それから子どもたちが夢中で遊ぶ水遊びエリア、竹の筏エリア、ハマグリに触れるエリアなどがあります。このほか文化館とレストランの二棟の水中建築には打ちっぱなしのコンクリートと床まで届く大きなガラスのデザインが採用されています。カラーバリエーションと構造が控えめなことから目につくことはなく、静かで優美な山の景色と池の風景に溶け込んでいます。お伝えすべきは水草レストランの屋上にはソーラーパネルが設置されていることです。光線を防止し、ロブスターを養殖するためのベースにも設置され、水の循環を維持しています。下の階のスペースはさらに涼しく快適です。ここにある様々なエコと省エネへの配慮のきめ細やかさから、農場のオーナーの環境に対する心配りとメンテナンス、運営を体感することができます。

一番人気は生態ボトルのDIY　　ポンプエリアでの水かけ合戦は子どもたちに大人気

「インテリジェントを発展させた商品であってはじめて寿命がある」農場のオーナー徐志雄さんは生態ボトルのDIYを開発しました。瓶の中にきれいな水と細かい砂を加え、さらに水草と小エビを放します。消化菌を注ぎ入れて蓋をすれば、お互いに依存し合うエコロジーな世界が完成します。餌をやる必要はなく、日光を当てるだけでエビは順調に3~6か月生存することから、最も人気のあるアイテムとなっています。同様の理念によって開発された水草のミニナイトランプ、自動水まき盆栽は、実用性だけでなく生活に楽しさを添えてくれます。

園内では水草であれ渡り鳥の生態であれ、どれも訪れる価値があります。ポンプの水遊びエリアは夏になると子どもたちの遊びの天国になります。このほかドクターフィッシュや竹の筏など、どれも子ども心を満足させてくれます。6月~10月には勝洋農場の天然の渓流で“ハマグリを触ってズボンを洗う”イベントが楽しめます。渓流の水は底が見えるほど透き通り豊かな生態が観察できる、得難い体験となります。