キンモクセイの花の香り漂う、木々生い茂る森の邸宅

谷関風景エリアに隣接する「私房雨露」は海抜800メートルの台地に位置しています。広さ6,000ヘクタールを超す園内は、もともと江永伸さんと陳素梅さん夫妻が中国での靴の製造業を終え、故郷に戻り老後を過ごすための「家」でした。最初は購入した300坪に自分たちの住む家だけを建てる予定でしたが、のちに縁あって販売先を求めていた附近の棚田も一緒に購入することになりました。2人は会長と会長夫人の身分を捨て去り、腕まくりして畑を開墾し始めました。野菜を植え、果物を植え、さらにはキンモクセイ、五葉松、ティーツリー、台湾原生のヒノキなどの樹木を植えました。木々は真っすぐにそびえたち、「私房雨露」にエレガントでユニークな風景を創り出しています。
家族全員が手を携えた10年以上にわたる経営の後、現在の「私房雨露」は田舎の静謐な環境にある民宿となり、さらには自然に親しみ、農作業を体験できるレジャー農場となりました。ここを訪れればオーナーが野菜や果物や花や木々を探しに連れて行ってくれるほか、清々しい風と白い雲、嵐や雨露に囲まれながら桂花醸茶を飲み、美味しくて新鮮な「味自慢」の料理を食べれば、「森林の邸宅」の非凡さを感じることができます。